「性癖が合う相手を探せます」みたいなアプリ、ここ数年でかなり増えた。
でも登録したあとどうなるのか書いてる記事がほとんどない。会員数が何万人とか、料金がいくらとか、公式サイト見たら分かることばっかり並んでる。
知りたいのはそこじゃないと思うんです。何人と会えて、そこからどうなったのか。
なので自分が使った分をそのまま置いときます。いいね何件送って、何件マッチして、何人と会えて、どうなったか。全部実数。盛ってない。
まず結果から。13人と会えた
2026年の1月から、東京と神奈川で使った。1ヶ月プランで課金して、あとレターを少し買い足した程度。
で、会えたのは13人。
会う前の段階でお互いの目的がはっきりしてるから、普通のマッチングアプリみたいな「3回目のデートでそろそろ…」という駆け引きが一切ない。会った13人は全員そのまま流れた。
これが良いか悪いかは人による。自分には合ってた。ただ「まずご飯行って人柄を見てから」という進み方をしたい人には向いてない。というかそもそも設計が違う。
そもそもセクシャルマッチングって何なのか
先に前提だけ。知ってる人は飛ばしてください。
セクシャルマッチング(通称セクマチ)は、性癖や趣味嗜好を先に登録して、それが噛み合う相手とだけマッチングするサービスです。運営は合同会社CGM。インターネット異性紹介事業と電気通信事業、両方の届出が出ています。
普通のマッチングアプリと違うところは3つ。
- プロフィールに性癖を書く前提 — 隠して始めるものじゃない
- タイムラインへの投稿が中心 — 検索して申し込む作りじゃない
- アプリのインストールが不要 — ブラウザで使うので、ホーム画面にアイコンが残らない
女性は完全無料、男性は月3,000円(税抜)から。登録者は20万人を超えていて、公式表記だと女性会員が77.8%です。
要するに「言いにくい前提を、最初に済ませておく場所」です。
数字を全部出す
| 件数 | |
|---|---|
| いいね送信 | 134件 |
| マッチ | 36件 |
| 実際に会った | 13人 |
割り算すると、マッチ率が26.9%、そこから会えたのが36.1%。いいね14件につき1人と会えてる計算になる。
普通のマッチングアプリで男から送るいいねって、マッチ率数%とかザラだと思う。それを考えると26.9%はかなり高い。
理由は単純で、母数が小さいかわりにそこにいる人の目的が揃ってるから。的が絞れてる。
会えたのは20代後半から30代が多かった。
あと先に言っておくと、これ東京と神奈川の数字です。地方で同じ比率が出るとは思ってない。理由は後で書く。
「飲みに行って口説く」がまるごと要らない
ここが一番でかい差やと思います。
普通のマッチングアプリでセフレを作ろうとしたら、工程が多い。マッチして、メッセージを何往復かして、日程を合わせて、飲みに行って、そこから雰囲気を作って、外したらまた次。1人につき数日から数週間かかるし、飲み代も毎回出ていきます。しかも相手が本命探しだったら、そもそも土俵が違うので時間ごと無駄になる。
セクマチはこの工程がない。
プロフィールの時点で目的が開示されてるので、会う = その前提です。だから「どう切り出すか」で悩む時間がゼロ。ここで消耗したことがある人ほど、差が分かると思います。
実数で言うと、会った13人は全員そのまま関係になってます。そのうち会ったその日にホテルまで行ったのが3割くらい。飲みを挟まず直接、というパターンです。
自慢したいわけじゃなくて、そういう設計のサービスだという話です。回りくどいのが苦手な人には代わりがないし、逆に段階を踏みたい人には本当に向いてません。
いいねは一気に送っても意味がない
134件を1ヶ月で送ったから、1日4〜5件くらい。
最初、まとめてバーッと送った日があったんだけど、あんまり反応がなかった。タイムラインが時間で流れていく作りなので、相手がログインしてるときに自分の反応が届かないと意味がない。
なので日をまたいで散らしたほうがいい。地味だけどこれ効く。
普通のマッチングアプリとは別物だと思ったほうがいい
ここ、たぶん一番大事なところ。
セクマチには「性癖タイムライン」という投稿機能がある。で、使ってみると分かるんだけど、これオマケ機能ちゃう。本体はこっち。
感覚としてはXに近い。投稿が流れて、それに反応がつく。
つまりセクマチは、条件で検索して申し込む場所じゃない。自分の投稿を見つけてもらう場所。
一般的なアプリと同じ感覚で「検索して、いいね送って、待つ」をやってると、たぶん1ヶ月何も起きないまま課金だけ終わる。
プロフィールより、投稿。これに尽きる
攻略記事ってだいたい「プロフィールを充実させましょう」で終わる。セクマチに関してはそれだけだと動かない。
実際に効いたのは、日頃の投稿。
考えたら当たり前で、プロフィールって誰かが自分のページに来てくれないと読まれない。でも投稿はタイムラインに流れるから、勝手に人目に触れる。この差がでかい。
自分の場合、投稿を始めてからいいねの返りが明らかに変わった。逆に言うと、投稿せずにいいねだけ送るのが一番効率が悪い。
ただし性癖プロフィールだけは別。ここは詳らかに書く
さっき「プロフィールより投稿」と書いたけど、性癖プロフィールだけは例外です。ここは細かく書いたほうがいい。
理由は、女性側もかなり細かいから。ざっくり「Mです」みたいな書き方じゃなくて、何が好きで何が無理か、具体的に書いてる人が多い。向こうもそれで相手を選んでます。
だからこっちがぼかして書くと、判断材料がなくて普通に弾かれる。恥ずかしがって薄く書くのが一番損です。
具体的に書くと、合わない人は最初から来なくなります。それでいい。ここは母数を増やす場所じゃなくて、精度を上げる場所なので。
役割で分けるとこうなります。
- 投稿 = 見つけてもらうため
- 性癖プロフィール = 会う前に判断してもらうため
別物なので、両方いります。
レターという課金がある
もうひとつ独特なのがレター機能。
普通はマッチしてない相手にメッセージを送れないけど、レターだけはそこを越えられる。マッチ前の相手にアプローチできる唯一の手段。
自分も1ヶ月プランとは別で少し買った。
Xっぽいタイムラインで見つけてもらう受け身の導線と、レターでこっちから当てにいく導線。この2本立てになってる。ここだけちょっと毛色が違う。
料金の話。「1,980円」と書いてる記事、あれ間違ってる
調べてて一番びっくりしたのがこれ。
セクマチを紹介してる記事、けっこうな数が料金を「1,980円」と書いてる。公式で確認したら違った。
| プラン | 税抜 | 税込の目安 |
|---|---|---|
| 1ヶ月 | 3,000円 | 3,300円 |
| 3ヶ月 | 月額1,980円(総額5,940円) | 総額6,534円 |
| 女性 | 無料 | 無料 |
1,980円は3ヶ月契約したときの月割。1ヶ月だけ使うなら3,000円(税抜)。1,980円では使えない。
逆に「3,300円」だけ書いてる記事は3ヶ月プランの存在を落としてる。どっちも不親切。
損益分岐は2ヶ月目。1ヶ月プランを2回更新したら6,000円、3ヶ月プランなら5,940円で3ヶ月使える。2ヶ月以上使うつもりなら3ヶ月のほうが得。
ただし3ヶ月プランは92日後に自動更新される。まだ自分の地域に相手がいるか分からない段階で3ヶ月分を先払いするのは、順番として逆やと思う。自分は1ヶ月にした。
課金する前に45件見ておく
無料会員でもタイムラインが45件まで遡って見れる。いいねも送れる。やりとりだけが有料。
つまり金を払う前に、自分の地域と好みに刺さる投稿がどれだけあるか確認できる。登録自体は無料なので、まず無料会員でタイムラインを見てみるのが確実です。
見るのは件数じゃなくてここ。
- その45件に自分の地域の投稿が何件混ざってるか。ゼロなら課金してもたぶん厳しい
- 投稿の日付が新しいか。古いのばっかりなら今動いてる人が少ない
- 自分の好みと噛み合う投稿があるか
地方の人は特にこれをやったほうがいい。性癖の一致で絞り込む仕組みなので、母数が少ない地域だと候補が一気に消える。45件見れば分かる。
安全性まわりで調べたこと
このジャンル、最初に「怪しくないか」が来ると思うので、確認できた事実だけ並べておく。
届出は2つ出てた。
| 受理番号 | |
|---|---|
| インターネット異性紹介事業 | 2022113100766 |
| 電気通信事業 | E-04-04980 |
異性紹介事業の届出は法律上いる手続きなので、あって当たり前ではある。ただ出てない事業者を弾く材料にはなる。
で、これより効くなと思ったのがJAPHICマーク。個人情報の取扱基準について第三者機関が審査するやつで、公式サイトには「性癖マッチングで唯一」「業界初の取得」と書いてある。
このジャンルで本当に気にすべきなのは「会えるか」より出した情報がどう扱われるかだと思う。身分証を出すわけだし。届出は義務だけど、JAPHICは取りにいかないと取れない。運営がどこに金をかけてるか見えるところなので、評価に入れた。
あと投稿の監視。公式によるとAIとスタッフで見ていて、悪質なユーザーは凍結・強制退会らしい。実際タイムラインが荒れてる感じはなかった。
それとこれ地味に効くんだけど、アプリのインストールがいらない。ブラウザで使う。ホーム画面にアイコンが並ばないので、スマホを人に見られる可能性がある人はこれだけでも意味がある。
年齢確認は身分証を出して、承認まで1営業日かからなかった。早い。書類の一部を隠して出すと差し戻されるらしいので、指定された範囲は全部写して出したほうがいい。
業者、ほとんどいなかった
体感だけど、マッチした36人のうち業者っぽいなと思ったのは1〜2人。
ゼロとは言わない。でもこの手のサービスとしてはかなり少ないほう。正直これは意外やった。
外部サイトに誘導してくるとか、会話が噛み合わないのに連絡先だけ聞いてくるとか、そういうのは普通に警戒しておけばいい。
会ってみて分かったこと
数字だけだと伝わらない部分を置いておきます。
写真の印象と実物がけっこう違う
これは意外でした。写真だとぽっちゃりめに見える人が多いなと思ってたんですが、実際に会うとそうでもないケースがかなりありました。
たぶん顔を出せない・出したくないぶん、写真の撮り方が控えめになるんだと思います。角度とか明るさとかで損してる人が多い。
なので写真だけで切っていくと、普通に取りこぼします。プロフィールの文章と、投稿の中身を見たほうが精度が高いです。ここは他のアプリの感覚と逆かもしれません。
エロに対して貪欲な人が多い
前提が共有されてるからだと思いますが、率直に言って貪欲な人が多いです。普通のアプリなら相手の出方を伺いながら進める場面で、こっちが探りを入れる必要がない。
ただしこれは相性の話でもあって、人によっては圧が強く感じると思います。受け身でいたい人には向いてないかもしれません。
初回でホテル、が3割
上でも書いたけど、13人のうち会ったその日にホテルまで行ったのが3割くらい。残りも結果としては同じところに落ち着いてるので、差は「早いか遅いか」だけでした。
向いてる人・向いてない人
向いてる。
- 目的がはっきりしてて、遠回りをしたくない
- 言い出しにくい話を最初に済ませておきたい
- 投稿するのが苦にならない
- 東京・神奈川みたいに人が多い地域にいる
向いてない。
- まずご飯に行って人柄から知りたい
- プロフィールだけ作って待っていたい
- 地方で、そもそも候補が少ないかもしれない(→45件見てから決めて)
「いいアプリか」じゃなくて「自分の目的に合うか」で決めるやつだと思う。
始めるならこの順番
- 公式から登録(アプリのインストールはいらない)
- 身分証を出して年齢確認。1営業日かからず通った
- 性癖プロフィールを埋める
- 投稿を始める ← ここを飛ばすと動かない
- 気になった投稿にいいね
- マッチしたらメッセージ。マッチ前の相手にはレター
4が大事。投稿してからいいねを送り始めたほうがいい。順番が逆だと空振りする。
一応、注意しておくこと
- 18歳未満(高校生含む)は使えない。年齢確認は必須
- 金銭のやり取り前提の募集は規約違反。強制退会になる
- 性感染症のリスクは、目的が一致してるかどうかとは別の話。検査と防護は自分の責任で
- 有料プランは自動更新。やめるときは課金が止まってるか必ず確認
まとめ
東京と神奈川で使った限り、目的がはっきりしてる人にはかなり効率がいいサービスだった。いいね134件からマッチ36件、13人と会えてる。
一番でかいのは、飲みに行って雰囲気を作る工程が丸ごと消えることです。そこに時間と金を使ってきた人ほど、差を感じると思います。
ただ万人向けではない。投稿し続ける前提の作りだし、性癖プロフィールを細かく書く必要もある。進み方も普通のアプリとぜんぜん違う。自分がその前提に乗れるかどうか、それだけ。
無料でもタイムラインを45件見れるので、課金する前にそこだけは見てほしい。自分の地域に投稿がなかったら、たぶん何をやっても厳しいので。